私は1歳の娘がいる、27歳の母親であり会社員です。
実際に妊娠・出産を経験し娘がもうすぐ2歳になろうとしている今、仕事に家事に育児にとめまぐるしく過ぎていく毎日です。その時ふと、今は当たり前になってしまっていた『子供がいる生活』について考え、その“当たり前の生活”に感謝の気持ちでいっぱいになった時に、不妊治療をされていた東尾理子さんについて知りたくなって本を手に取り読んでみることにしました。

 

【『不妊』じゃなくて、TGP 私の妊活日記 * あらすじ】
まずはこの本のタイトルにもある『TGP(=Trying to Get Pregnant)』は日本語に翻訳すると『妊娠しようとがんばっている』という東尾理子さんが作った造語です。
東尾理子さんが旦那さんである石田純一さんと結婚したのが2009年。産婦人科に通い妊活を始めたのが2010年。しかし、思うように子供を授かる事ができず、ここから約2年にわたる不妊治療が始まります。
まず産婦人科に通い出した2010年からタイミング法や人工受精を行いました。そして2011年から体外受精を始め、2年の月日を経てやっと2012年11月、東尾理子さんが37歳になる歳に男の子を出産し念願の母親となりました。

【印象に残った部分や感じたこと】
転院を決意した理子さんの気持ちの中で『受け身のままでいたら、いたずらに時間が過ぎていくだけ。自分の体のこと、自分の赤ちゃんのことだから、もっときちんと知識をつけておくべきだと感じました。この薬をこうやって使うと子宮内膜が薄くなるとか、この薬を飲むと卵子はでるけど着床しにくい身体になるとか、薬を使わない選択もあるとか。』『自分たちで勉強した方がいいと思ったので、主人にも全部説明したんです。治療の種類・薬の種類・副作用・進め方。それぞれのメリット・デメリットも含めて。』という記載があります。
⇒この文章を私はとても納得しました。正直私自身もお薬の種類がこんなにもたくさんあること、そのお薬の副作用とかもこの理子さんの本を読むまでまったく知りませんでした。同時に実際に不妊治療をしている方も産婦人科に通っていてお医者さんの言われるがまま処方されるお薬を飲みながら治療を進めていっている方も多いのではないかなと感じました。もちろんそれも間違っていないんだと思います。
しかし、やっぱり人それぞれ身体も違いますしお薬が合う合わないということは十分あり得ることだと思います。理子さんは専門書やインターネットで自分で調べて勉強し、それを旦那さんにも説明し今後の治療方針や転院をすることを決められました。そして勉強したことを旦那さんに全て話すことで旦那さんも理解がしやすくなりますし今後の治療方針をしっかり2人で話合い進めていくことができると思いますし、そうやって二人三脚で夫婦で少しずつ前へ進んでいき諦めないことが赤ちゃんを授かることのできる近道なのかなと感じました。

次に体外受精を始めた記事の中では『歯が痛かったら歯医者さんに行くでしょう?赤ちゃんが欲しいから専門クリニックにいくことは、ごく普通のことじゃない?』と理子さんの気持ちが書かれた文章です。
⇒私の友人は不妊治療をしていました。その友人は、『産婦人科にはあまり行きたくない、妊婦さんもいるし不妊治療って自分がだめな女性というイメージがあって周りからそう見られたくない』と話してくれました。友人の気持ちもとてもよく分かります。しかし、この文章を読んだときに自分自身の中でとても納得ができ本を読みながら思わずうんうん。とうなずいてしまいました。『不妊』という言葉のイメージもあまりよくないのでしょうが、
もっと世間的に大部分の人がそのように考えることができれば、赤ちゃんを待っている方たちも、もっとクリニックに通いやすくなると思うし、気持ち的にもずいぶん楽に通えるようになるかもしれないと感じました。

【まとめ】
妊活について理子さんが行ってきた不妊治療の細かいスケジュールや方法はもちろんのこと、不妊治療中に感じた痛みや、その他にも不妊治療をする中での申請手続きの方法や使用されるお薬の話、原因や年齢についての細かい情報もたくさん記載されております。不妊治療中はなかなか子供が授かれなかったり、原因が分からなかったり、子供や自分の年齢考えたりしていくと、どうしても不安になり心が折れそうになってしまう時があると思います。この本はそんな時にぜひ手にとってほしいです。東尾理子さんの不妊治療中の意志決定の仕方や考え方を学ぶことで、もっと幸せになれるのではないでしょうか?という隠れたメッセージも感じるとることができると思います。

おすすめの記事